2009年08月18日

難読地名

とあるデータベースで「与那城村」の読みが「よなしろそん」になっていましたタラ~


与那城は町制施行の際に「よなぐすく」から「よなしろ」に読みを変更したので、

「与那城村」の読みは「よなぐすくそん」が正しいですね。

今はうるま市になってしまいましたが・・・。
でも、相変わらず読みは「よなしろ」のままですね。



こんな感じで本来の読みを強引に日本語読みに変更しているところが結構多いですよね。

首里の金城(カナグシク)が「きんじょう」になっているし、
最近は豊見城のことを「とみしろ」と言う人も多いぐすん
現在でも多くの地名は日本語読みになってしまっているので
(そしてその事実を知らない人も多い)
100年後には殆どの地名が日本語読みになるのだろうか・・・。
北谷が「きたや」に中城が「なかしろ」になる日が来るかもしれない・・・がーん


読みの変更の理由は何なんでしょうか・・・?

漢和辞典に「城」の読みとして「グスク」と載っていないから?
県外の人でも読めるように?


でも、そんなこと言ったら、
県外の難読地名も漢字の読みに則していないもの多いですよ?

例えば、大分(おおいた)、我孫子(あびこ)、
各務原(かかみがはら)、潮来(いたこ)、指宿(いぶすき)などなど。
全部、市町村レベルの地名です。

それを何で「おおぶ」とか「がそんこ」とか
漢字の読みに則した地名に変えようって話にならないのだろうか・・・。


ウチナーンチュはもっとウチナー的なものを誇るべきだと思う。


文責:saku


タグ :地名

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Posted by シマミグイ at 23:11│Comments(3)今日のギモン
この記事へのコメント
やさやさ、あんやいびーさ。うちなぁ名、残する為ねー、おきなわ県から、うちなぁ県なさんでーないびらんさ。あったに御無礼さびたん。あんし良事書ちょーいびー事、うぃーりきさぬ書ち見じゃびたん。比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)やいびん。
Posted by 比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん) at 2009年09月03日 20:09
こんばんわ。ブログ読ませていただきました。とても勉強になります。

私も、ウチナー的なコトバはなくならないでほしいなと思っています。お気に入りは“ビーマタ”です(笑)

そう言えば、ゴーヤの記事も面白かったです。友人に聞いたところ「ゴーヤ」と発音する地域もあるようですよ。更には「ゴヤ」と発音する地域の方言もあるらしいです(又聞きなので詳細はわかりませんが…す、すみません)。私的には沖縄特有の語尾に拗促音のようなものがつくのが長音にするか・しないかに違いがでてしまうのかなぁ~と思ったりしています。

これからも地域研究頑張ってください。お邪魔しました。
Posted by アキ at 2009年09月04日 22:56
返事遅れて大変申し訳ございません。
先々週は病気してしまって仕事も休み、
今週は溜まった仕事に追われていました。
ちなみにインフルエンザではなかったです。


>比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)ガナシ

ハジミティ ウゥガナビラ!
コメント、クィミシェービティ、イッペー御拝デービタン。
ウンジュヌ イミシェーン通り、マジェー、ウチナー県カラ ヤサ!

ヤシガ、ワンネー ウチナーンチュシガ、
ドゥーヌ シマヌ クトゥバ ワカランクトゥ 無念ヤイビーン。
ヤグトゥ、ナマカラ 勉強サビーン。

マタン メンソーリヨー!


>アキさん

コメントありがとうございます。

「ビーマタ」はイグサの「ビーグ」と谷を表す「マタ」という語から成り立っているというのが一般的に認識される語源ですが、名護の言葉では「ビーグ」のことを「ピーグ」というので、その説は違うんじゃないかという話もあります。だけど、「ビーマタ」自体、明治以降に那覇からの移民で形成された新村なので、もしかしたら元々の地名を那覇方言で読み替えたのかもしれないですね。


ゴーヤーのことですが、確か八重山の新聞では「ゴーヤ」と表記していたと記憶しています。沖縄と宮古の新聞は「ゴーヤー」表記だったと思います。(うる覚えですが・・・)

あと、八重山では確認できませんでしたが、宮古ではゴーヤーのことを「ゴーラ」と言うそうです。本島内に「ゴーヤ」あるいは「ゴヤ」と発音する地域は確認できませんでした・・・。言語地図にゴーヤーの項目があれば良かったんですが、なかったです。

ちなみに昭和50年代前半に県外で出版された料理本には既に「ゴーヤチャンプル」と表記されていました。意外と古くから県外では「ゴーヤ」と言われていたようです。
Posted by saku at 2009年09月18日 15:26
 
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