てぃーだブログ › 地域研究グループ シマミグイ › 日常 › ワイトゥイ☆

2010年11月03日

ワイトゥイ☆

気がつけば霜月(11月)。
霜が降りるほどの寒さではないけど、朝夕は肌寒くなってきましたね〜。

でも晴れた日中はそんなに暑くもなく散策にぴったし☆

そう…、巡見日和なのです!


マニアックで些か強引な端書きですが、
秋晴れの中、勝連の戦争遺跡の巡見についてったのでその紹介です〜。


【ワイトゥイ】
標準語だと「きりとおし」ですね。
昭和7年(1932)から3年かけて人力で作られたそうです。(人力!!!)



山の向こうにある畑に行くための農道として整備されたワイトゥイ。

昼でも少し薄暗く、涼しいきりとおしの道を抜けると、
目の前には海が広がります。(ホワイトビーチも)

人力でこんな道を作るなんてすごいなぁって感心していると素朴な疑問が。


???どうして農道が戦争遺跡なんだろう???


昭和7年だと沖縄戦まであと10年以上あるし、
この道を作った目的は山の向こうにある畑に行くためだし。

そう考え込んだ矢先!!、案内してくださった方が解説してくださいました!!


ワイトゥイの岩壁をみると画像のようにいくつか「穴」があいてるんです。



これは、戦時中に付近の住民が岩壁をくり抜いて作った壕だそうです。
現在、ワイトゥイには画像のような壕が7つ確認されてます。


感想を率直に述べると、入るのも大変そうな小さな小さな壕です。
本当に「短い時間、身を隠す」ために作ったんだろうなぁと思いました。


一人で歩いても、見ても、気付かないことばかりです。
案内してくださった方、誘ってくれた方に感謝感謝の、
すごく勉強になった巡見でした。


長くなりそうなのでこれ以上は書けないですが、
その日はワイトゥイの他にも、平敷屋ヒージャーガマ、高射砲陣地、砂糖工場跡にも行きました♪


参考文献:うるま市教育委員会『うるま市の戦争関連遺跡と慰霊塔』
(うるま市文化財調査報告書第12集、2010年)






文責:aki


同じカテゴリー(日常)の記事
恩納村の海の恵み
恩納村の海の恵み(2014-03-07 00:20)

飢えている?
飢えている?(2013-03-06 20:53)

比嘉座公演情報☆
比嘉座公演情報☆(2012-08-06 18:37)

今日は十五夜です。
今日は十五夜です。(2011-09-12 19:43)


Posted by シマミグイ at 22:13│Comments(1)日常
この記事へのコメント
こんにちわ。

さくさん、ぞうさん、お久しぶりです。
あまりに久し振りすぎて、私が誰だか思い出せないかもしれません。
が、そんな事は無視します。


ワイトゥイ、よかですね〜。


勉強になりましたm(_ _)m
Posted by まえ at 2010年11月15日 16:37
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。